緑内障で失明してしまった柴犬のケアを考える

緑内障でエリザベスカラー装着柴犬

突発性緑内障で失明してしまった柴犬きなこ。

炎症を抑える目薬が効いてきたのか、全体が赤みを帯びていた眼球も周辺から段々と黒く戻ってきました。ただこれは、緑内障が治っているということではなく、炎症が治っているだけで眼圧は高いまま。したがって眼圧を下げる目薬をずっと一日に3回点眼を続けなければなりません。目薬の種類と回数が減ったのはいいのですが根本的な解決にはなっていないのでまだまだ心配です。

あなたの飼っている珍しい犬もあるかも。ミニチュアペットフィギュア。

動物病院の先生と治療方針を相談してきました。

これから考えられる症状の進行としては

  • 左目のように眼圧がおさまり見た目はとりあえず治る。(左目も緑内障で、すでに失明しています。)
  • 眼圧が上がり続けやがて眼球が破裂する。結果、眼球が無くなるか、小さくなるので目は半開きか閉じたままになる。

治療方針としては

  • これからずっと一生、眼圧を下げるための目薬を続ける。
  • 手術をしてシリコン製の義眼を挿入する。
  • 手術をして瞼を含めた眼球組織を取り出し縫い合わせる。(のっぺらぼうになる)

モフモフお父さんは悩んだ結果、ずっと目薬を続ける治療を選びました。ただ、左目のように眼圧が収まってくれるのか、いずれ目薬が効かなくなり目が飛び出し眼球破裂となるのかは続けてみないとわからないとのこと…

どうしても全身麻酔をしてまで体に異物(シリコン製の義眼)を入れて見た目だけを整えるのは何か違う気がして、受け入れられませんでした。見た目が悪くなっても可愛い愛犬には違いがありません。今回両眼が見えなくなって以前より世話が大変になりましたが、逆に健康だった時よりも可愛く思えて大切にしてあげたいとの思いが強くなりました。

歩くたびに色んな所に鼻先や顔をぶつけるのでエリザベスカラーをつけていますが、これから暑くなると首周りが蒸れてくるのでフェイスガードを買ってみようと思います。

早く手術をして眼球を取り除いてあげたほうが本人にとって快適かもしれません。ですが、現状を受け入れ、きなこの介護と向き合ってこれからを楽しんでいこうと思います。

2021年5月24日追記

エリザベスカラーを外しフェイスガードを買ってみましたがサイズが合わず、結局何もつけていません。しかし聴覚と嗅覚、そして目が見えていた時の記憶を頼りにしているのでしょうか、なんとなく障害物を避けて行動できるようになってきました。この子は本当は少し視力が残っているのかと思う瞬間もありますが、やはり視力ではなく他の感覚で上手に行動することに慣れてきたんだと思います。少しだけホッとしています…

フェイスガードを買ってみた記事へリンク

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